知らないと損!お墓の設計とデザイン
多くの人は「さっ!まずデザインに取り掛かろう」と思うかもしれません。
お墓のデザインは大事。
なぜなら故人の想い・・・家族の希望が反映されたもの・・・
でもお墓のデザインを満足するものにするためにも知っておくべきことがあります。
それを知らずにデザインを始めてしまって
● 「思っていたものと違うものになってしまった」
● 「結局やり直しになり追加費用がかかってしまった」
ということになりたくないですよね。
ではお墓作りのために知っておくべき手順からご紹介します。
● 手順1:敷地のことを考える
● 手順2:大きさや配置を決める
● 手順3:素材を選ぶ
● 手順4:デザインを決める
このように、手順4つのうち「デザインに直接関わること」は一つだけ、それ以外はデザインを決める
ために必要な「準備」なのです。
故人の想いや家族の希望に沿ったデザインにすることはとても大事なことです。
だからこそ、そのための手順1〜3の準備こそが重要なのです。
手順1.
まずは、お墓を建てる場所や敷地の広さ、形状、地盤などを確認します。
これらの条件により、お墓のデザインや素材、大きさなどが変わってきます。
手順2.
次に、お墓の大きさや配置を決めます。
お墓の大きさは敷地の広さや予算に応じて調整しますが、
一般的には高さ1m~2m、幅80cm~1m程度です。
お墓の配置は霊園、寺院に建立する場合は規則に従いますが、
できるだけ日当たりや風通しの良い場所を選びます。
また、お花に水をあげたり、お墓を掃除することを考えると、
水道が近いところが便利です。
以上がお墓の設計の際の手順となりますが、
最終的に図面に表す際、
お墓が直線か曲線かについての違いも重要となるので、書いておきます。
直線のお墓→力強さがあり、方向性を示す特徴があります。
曲線のお墓→柔らかさがあり、優美なのが特徴です。
手順3.
その後、お墓の素材を選びます。
石種や色合い、質感などがありますが、耐久性や価格、
手入れのしやすさなども考慮します。
一般的には御影石が多く使われます。
手順4.
最後に、お墓のデザインを決めます。
和形、洋型、デザイン型などの種類や特徴を参考にし、
故人の性格や趣味、家族の希望などを反映させます。
また、竿石や石碑に彫刻する文字や図柄も決めます。
デザインを決める際は、以下の点に注意してください。
・お墓を建てる場所や敷地の広さに合わせてデザインを選ぶこと。
霊園や寺院によっては、デザインと高さに制限がある場合もあります。
・お墓を建てる目的や故人の想いを反映させること。
お墓は故人を供養する場所であり、
家族や親族との絆を深めるものでもあります。
・お墓を建てる予算や維持費用を考慮すること。
お墓のデザインや素材によって価格や耐久性が異なります。
また、手入れや清掃も必要です。
図面を作成する際には、
当初の目的に合っているかどうか確認しながら最終図面に
落とし込んでいきます。
お墓の設計には専門的な知識や技術が必要なため、
信頼できる業者に相談することも重要です。