こだわりの石墓ブログ

改めて聞けない、墓石に彫る文字や模様について

お墓について 2024年01月17日

お墓の彫刻には、決まったルールはありません。伝統的な和形の墓石と、近年増えている洋型や個性的なデザインの墓石では、刻まれる文字や位置、書体、彫り方などが異なります。
和形の墓石では、棹石(軸石)の正面に家名や題目、経典の一部、正面以外に建立者名や建立年月などが刻まれます。近年の傾向として洋型や個性的な墓石では、個人や家族の想いを込めた漢字や単語、メッセージなどが刻まれます。

お墓の棹石に彫刻される文字には、家名、凡字、施主名、施工年月日があります。
お墓の脇の戒名板(戒名が彫ってある石板)には、戒名、俗名、没年月日、年齢が刻まれます。

戒名板の写真

上の写真の赤く〇した部分が戒名板です。

戒名板に刻まれるものの説明

戒名

戒名は、故人が亡くなった後、僧侶から受けられる名前です。俗名を捨てて新たな名前をもらうことで、仏門に入った証となり、戒律を守る決意を表します。

俗名

俗名は、生前の名前です。戒名と合わせて彫刻することで、故人の経歴や人柄を偲ぶことができます。

没年月日

没年月日は、故人が亡くなった年月日です。彫刻することで、故人の死をいつ、どのように迎えたのかを記すことができます。

年齢

年齢は、故人が亡くなった時の年齢です。彫刻することで、故人が何歳まで生きれたのかを記すことができます。

家名

家名は、故人が属していた家系の名称です。彫刻することで、故人がどのような家系に生まれ育ったのかを記すことができます。

言葉

言葉は、故人の人柄や生き様を表現する言葉や、故人への思いや願いを込めた言葉など、自由に彫刻することができます。

イラスト

イラストは、故人が好んでいたものや、故人の人生を象徴するものなど、自由に彫刻することができます。

お墓の彫刻には、故人や家族の思いや信仰が反映されるものです。お墓を建てる時や文字を追加するときには、費用やデザインなどのさまざまな要素を考慮しながら、故人や家族の意向に沿った彫刻を選ぶことが大切です。


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