こだわりの石墓ブログ

供養は誰(た)がためにある

お墓 2025年03月26日

「遠い祖国の若き男よ、強く、逞しく、朗らかであれ。
 なつかしい遠い母国の若き女達よ、清く、美しく、健康であれ。」

『海軍軍属 石田正夫の命遺言』より抜粋

それぞれの願い

3月20日、津ノ井地区戦没者慰霊式がおこなわれました。
これは、私が慰霊の詞として述べた文言です。
私がこの文言を引用したのには、理由があります。
慰霊の詞を届ける相手は、前に並べられた写真の中の方々です。
彼らに追悼の意を示すには、祖国のために命を燃やし、未来ある若者たちに生きてほしいと願った
彼の言葉がふさわしいと思ったのです。
亡くなった方々の想いの代弁が、参列者の方々の心に届いたと実感しました。

津ノ井地区戦没者慰霊式の様子

受け継がれてゆく思い

今年は戦後80年、節目の年ともいえます。
しかし日本人のうち、戦争を経験された方は既にほんの一部となってしまいました。
私達が経験された方の話を直接聞くことで、戦争の悲惨さや平和の尊さを知る機会も、
今となってはそう多くはありません。

時代の流れと共に風化していく記憶。
戦争のそれは、近年の供養形態の変化にも似ています。
少子高齢化が急速に進む現代では、管理の難しさや後継者不足から、
墓じまいや改葬が増えてきています。
特に近年の傾向として、永代供養一択という風潮もあります。
様々な考えもあると思いますが、ご遺族がお墓に参る機会が少なくなる永代供養は、
お墓を通して亡くなった方との思い出をふりかえるという意味では、少し寂しい気もします。

献花に彩られた水子供養のお墓

供養の意味とは

線香をあげるのも花を添えるのも、亡くなった方のためだけでしょうか。
お墓の前で手を合わせるとき、私達は何を思っているでしょうか。
感謝の気持ち、冥福を願う言葉、共に過ごした思い出。
そして最近の出来事の報告、今後の抱負。
思い返してみると、それはご自分のためでもあるかもしれません。
みなさんもお墓を心の支えとして、自分がよりよく生きていくための心の拠りどころと
しているかと思います。
このような慰霊祭やお彼岸の機会に、いま一度考えてはみませんか。

いま生きているということ

幸せの青い鳥

これはモーリス・メーテルリンクの童話がもとになっています。
「幸せの青い鳥」を探しに冒険に出たチルチルとミチル。青い鳥を持ち帰れず失意のまま家に帰った
二人が目にしたのは、籠の中の青い鳥でした。
この童話のように、本当に大切なものは一番近くにあるのでしょうか。
それに気がつかないまま時が流れ、ふとした瞬間にその大切さを知る。
人生とは、そんなものかもしれません。




一覧へ戻る
NANKOSEKISO 南口石創とは 遷墓 管理・メンテナンス 墓石事業・実績 石材事業・実績 想い墓 こだわりの石墓ブログ デジタル展示場 会社概要 お問い合わせ
ページ上部へ