大切なお墓を、いつまでも魅力的に保つには
お墓の石って、どれも同じだと思っていませんか?
実は、見ただけでは気づかない注意点があるのです。
石によって何が変わるの?
石材の魅力は、自然素材独特の色合い、輝き、そして永遠性にあります。
特に墓石にとって重要なのは、「耐久性の高さ」です。
お墓は、雨水や風による劣化の危機に常にさらされています。
これらに対して「強い」石種を選ぶことが、お墓をきれいに保つポイントなのです。
石の耐久性は、なにで決まる?
みなさんは、JIS規格をご存じですか。
日本で生産される工業製品には、品質を保証するためにこの規格が用いられています。
天然の石材に対してJIS規格が適応されるなんて、不思議に思われるかもしれません。
実は、「JIS A 5003規格」によって石材の耐久性が保証されているのです。
この試験で確認されるのが、「吸水率」「見かけ比重」「圧縮強度」の3つです。
①吸水率
吸水率は、一定時間内に石材がどのくらいの水を吸収するかを表します。
一見すると、石材に水をかけても、吸収しないように思えます。
しかし石の表面にはたくさんの細かな孔があり、水はこの孔から浸透していくのです。
この孔が大きいほど、また孔の数が多いほど、吸水率は大きくなります。
つまり吸水率が低い石材ほど、水を吸いにくく耐久性が高いといえるのです。
②見かけ比重
見かけ比重は、同じ体積の水を基準とした重さを表します。
厳密には定義が異なりますが、ここでは「密度のようなもの」と捉えていただいて構いません。
一般に、密度の大きいものほど頑丈、といった感覚がありますね。その通りです。
見かけ比重が大きいものほど、耐久性は高くなります。
③圧縮強度
圧縮強度は、石材がどのくらいの圧力に耐えられるかを表します。
石に段々と強い力をかけていき、石が破壊された時の圧力を測定します。
つまり圧縮強度が高いほど、硬く耐久性に優れているといえます。
石種選びに失敗しないためには?
「一般的に国産材は品質が良く、
外国材は価格は安いが品質に劣る」という話を耳にします。
一口に石といっても、種類によって性質は大きく異なります。
見た目は同じでも、耐久性において問題が出てくるかもしれません。
そこで、信頼できる石材店に相談するのが一番です。
南口石創の実績はこちらから見ることができます。