お墓と記念碑ってなにがちがうの?
共通点
どちらも、素材は石であることが大きな特徴です。
石の耐久性は、ほかの素材と比較してとても長いためです。
石は、木のように朽ちることがなく、永遠に存在するものです。
お墓や記念碑に石が用いられるのは、石の「永久性」に想いを託して、数百年後の時代にまで残しておきたいという希望の現れではないでしょうか。
相違点
一言で言ってしまうなら、その違いは「お骨があるかないか」です。
これは建立された目的が、お墓と記念碑で異なるからです。
記念碑は、特定の人物の偉業を称える、といった目的のものが多いです。
こういった記念碑は「顕彰碑」とも呼ばれています。
また戦争や災害で亡くなってしまった人々の冥福を祈る、その地域にまつわる歴史や伝承を伝える、といったものもあります。
これに対しお墓は、それを故人そのひとそのものであるように感じ、今生きている人が心の拠り所とすることが趣旨のひとつです。
故人とその家族との深いつながりを「目に見えるかたち」として再認識し、よりよい人生を歩むための心の礎のように感じられるからです。
まとめ
お墓と記念碑はきっぱりと区別することが難しいこともありますが、それぞれに込められた意味を見つめ直すことができました。
どちらも数百年もの先の時代まで、想いを託され語り継がれるもの。
建てる際には、『石材のプロ』にご相談してみてはいかがでしょうか。
その石材店が信頼できるかどうかを示す指標のひとつに、実績があります。
南口石創には、墓石から民間工事や公共事業、鳥取砂丘や鳥取商工会議所のモニュメントまで幅広く、数々の実績があります。
過去には、旧鳥取藩主池田家墓所の整備に携わりました。
ご相談やご不明な点は、こちらよりお問い合わせください。
大切なペットに、最後の贈り物を
2024年の調査によると、日本の家庭の約3割がペットを飼育しているといいます。
その割合はコロナ禍の影響もあり、若干増加しています。
最も飼育数が多いのは犬で、次いで猫が人気なようです。ほかにもウサギやハムスター、鳥などたくさんの動物が愛されています。
しかしそんなペットとの別れはいつか訪れてしまうものです。
犬や猫の寿命は平均10~15年ほどと言われています。
人間よりも小さな体の動物たちは、その成長が早い分、寿命も短くなってしまうのです。
しかしペットも大切な家族の一員。一緒に楽しい時間を過ごしてきた、かけがえのない命です。
その命の終わりが来てしまったら、と考えたことはありませんか。
お墓は、これまで共に人生を歩んできたペットへの最後の贈り物です。
お墓をおすすめする理由として、以下のようなことがあります。
①いつでも一緒にいられる
ペットのお墓は人のものと比べ、小さなものが多いです。
つまり身近な場所に置いておきやすく、飼い主さんが引っ越しをするときも、新しい土地へペットと一緒に行くことができます。
いつまでも飼い主さんの心の中で生き続けられることが、最大の特徴と言えるでしょう。
②ペットが好んでいた場所に建立できる
近年は墓地区画の一部にペットのお墓を建てる人も多いです。
さらにペットが気に入っていた場所、例えば庭などに建立することも可能です。
③デザインも自由度大
人のお墓と比べて先入観がなく、自由にデザインできます。
例えば平板に名前や生きていた期間を刻んだもの、写真を彫り込んだものが多いです。
また元気な姿を再現するため、ペットそのものを彫刻として作ることも、よく見られます。
まとめ
ペットと一緒に過ごした時間は、飼い主さんの心に残り続ける宝物です。
またお墓を目にするたびにペットのことを思い出し、癒されることで日々の励みにもなります。
これまでの感謝の気持ち、そして天国へのはなむけとして、お墓を考えてみてはいかがでしょうか。
自分なりのお彼岸を
今年の秋の彼岸は例年と異なり、夏季のような暑さが続きました。
また台風14号が温帯低気圧となった影響で、彼岸の中日頃に日本海側では大雨が予想されました。
そのため、お彼岸の準備に早めに取り掛かりました。
自身の年齢も考慮して、内容もこのようにしました。
①墓石の掃除
例年は墓石全体を水洗いして汚れを落とし、その後に乾拭きをしていました。
しかし、お盆とお彼岸の間はひと月ほどです。
お盆に掃除した時と比べて、大きな汚れ等はありません。
そのため、墓石にぴったりと張り付いている落ち葉を水を流すだけでも十分でした。
②献花
従来は春・秋の彼岸、お盆すべて同じ仕上がりのボリューム、品質で献花をしてきました。
今年のお彼岸の花は、お盆の花と比べて少しシンプルなものを選びました。
③墓地の掃除
雑草を手で抜く、玉砂利の上の落ち葉は一枚ずつ取り除くというのが例年でした。
落ち葉をほうきで掃こうとすると、玉砂利も一緒に掃いてしまうからです。
しかし暑さが残るなかでこれをするのは大変です。
そこで、落ち葉はブロアーを使い、風で吹き飛ばすことにしました。
周囲が自己所有の土地につき、このようにできました。
まとめ
今年は異常気象や自分の年齢も考え、慣習的に行っていたお彼岸の迎え方を見直す年となりました。
少子高齢化の昨今、準備に要する時間、年齢、気温、費用など、自分に合うスタイルを考えることは、誰にとっても必要なことかもしれません。
ご先祖さまに感謝の気持ちを伝えることを第一としながらも、ご自身にとって過度な負担とならないやり方をご検討してみてはいかがでしょうか。
【プロが教える!】改葬のススメ
改葬と墓じまい、なにが違うの?
墓じまいは、現在あるお墓や墓地をかたづけて、永代供養としてお寺で祀ってもらうことです。
また永代供養と合わせて、手元供養として自宅に祀るという方法もあります。
対して改葬は、現状に合わせてお墓を祀りやすい形に変えていくことです。
どんな時に改葬を考えるべき?
端的にいうと、維持管理が難しくなったときです。
具体的には、
・お墓の管理者が高齢になり、以前のような管理ができなくなったとき
・ご親族にとって、お墓が遠い位置にある、参道が歩きにくいなどといった要因により、
お墓参りが困難になったとき
・墓石が多いことにより、お盆、お彼岸の墓掃除や献花等が大きな負担になったとき
などです。
改葬の手順
①改葬先の決定
まず、新しく祀る墓地や霊園を決め、墓地経営者から「受入証明書」を発行してもらいます。
②改葬許可申請書の取得
現在のお墓がある市町村役場から「改葬許可申請書」を入手します。
役場のホームページからダウンロードすることもできます。
③必要書類の記入
鳥取市の場合、必要になるのは上記の「改葬許可申請書」のみになります。
下のリンクから、詳しい手続きがみられます。
市町村によっては、「改葬許可申請書」に加えて「埋葬証明書」「受入証明書」が必要になります。
ご自分の市町村が該当するかどうか、前もって調べておきましょう。
④改葬許可証の取得
必要書類を市町村役場に提出し、「改葬許可証」を発行してもらいます。
⑤遺骨の取り出し
改葬許可証を現在の墓地経営者に提出し、遺骨を取り出します。
このとき住職さんに「魂抜き」(閉眼供養)をやってもらいます。
⑥新しい墓地への納骨
改葬許可証を新しい墓地の経営者に提出し、納骨します。
「魂入れ」(開眼供養)をしてもらうことが多いです。
よくある質問
Q.数が多い先祖墓は、どのようにまとめたらよいか
A.お骨のあるものはそのお墓、お骨のないものはすでに土に帰っているため、その土をまとめます。
こうして今後祀っていくお墓に合祀します。
Q.どのくらい前から準備しておくべきか
A.事前の打ち合わせで約1か月、正式受注~完成まで約2か月がかかります。
また手続きが多いので、事前に計画を立てる必要があります。
早めに準備に取り掛かるとよいでしょう。
Q.費用はどのくらいかかるか
A.改葬には、墓石の解体・撤去費用、運搬費用、新しい墓石の設置費用などが必要になります。
総額で20万~150万程度が一般的です。
Q.新しいお墓は、どこに建てたらよいか
A.お墓の移転は、
・維持管理がしやすいように近場にする
・子供の住んでいる県外にする
といった例が一般的になります。
他県で聞くトラブルと、その対策
①親族の同意が得られない
改葬に対して親族が反対するケースがあります。
先祖代々のお墓を移転することに、感情的な抵抗をもつことが多いようです。
改葬の計画を早めに親族に伝え、十分な話し合いを行うことが重要です。
抵抗を和らげるために、時間をかけて双方が納得できるようにする努力が必要になります。
②工事費用の高騰
特に、墓石の撤去や運搬、処分にかかる費用が高額になることがあります。
工事費用を抑えるために、複数の石材店から見積もりを取り比較し、信頼できる石材店に相談するとよいでしょう。
まとめ
改葬の要点は、「お墓の数をまとめてゆく」ということです。
その方法の1つとして、手元供養「遷墓」があります。
遷墓は「手元に置ける小さなお墓」としてご遺族に寄り添う、新しいお墓のかたちです。
詳しくは下のボタンからご覧ください。
改葬は大きな決断になります。後悔の無いよう、しっかり準備して取り掛かりましょう。
そのためには、専門家に詳しく聞くことが不可欠です。
南口石創では、ご不安やお悩みを解消し、お一人おひとりに合った提案をさせていただきます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
スモールモンスターと盆提灯
お盆の文化を、7才と3才の孫娘に教え込むいい機会と捉え、仏前提灯の飾りつけを手伝わせました。
3人で1人1基ずつ分担し、3歳の孫娘の担当は私も一緒に行うこととしました。
7才の孫娘の担当は、わからぬところは教えながらなんとか完成。
しかし3才の孫娘担当で、ハプニングが発生しました。
少し飽きだした孫娘は、提灯をアコーディオンのように広げたり狭めたり大変です。
注意しても聞くことなしに遊んでいます。
それが起こったのは、電球と風鎮の大理石部分をカスタネットのようにカチカチと叩いていた時でした。私が目を離しているちょっとした隙に、提灯電球を破損してしまったのです。
急いで仏具店に行き同タイプの電球を買い求め、事なきを得ました。
でも悪事ばかりではありません。
以前から固定方法が不完全だったと思われる風鎮フックについて、正しい固定方法を教えていただく利点もありました。
3才の孫娘本人には良い盆の思い出となり、私としても風鎮取り付けフックに対する疑問も解決できました。
孫の成長と共に記憶に残る、お盆準備でした。
まさに「人間万事塞翁が馬」を、スモールモンスターが連れてきた、ミニチュア版です。
ご先祖さまもさぞかし目を細めたことでしょう。
【お盆に備えよう!】お墓掃除のコツ
お盆前の暑い季節なので、「暑さ対策」「効率が良い」のふたつが、お墓掃除のポイントになります。
1.暑さ対策
熱中症対策として、帽子は必ず被りましょう。
特に頭の後ろ、首の部分は直射日光は要注意です。
タオルを帽子に挟み込み、首の表面を保護しましょう。
できれば日中は避け、朝や夕方に行うのがよさそうです。
また、こまめな水分補給と休憩は欠かせません。
休憩時間を決めておき、定期的に休むことが大切です。
2.効率が良い
掃除で手間取るのは、雑草の処理です。
実は雨が降った後は、草を取りやすくなるのです。
小さな草取り鎌などを使用し、根の部分は土ごとに取りましょう。
除去した草は、雑草をバケツに入れてまとめて捨てます。
また落葉などは、ブロアーを使用して吹き飛ばすという方法もあります。
風の強さの調整ができるので、玉砂利の大きさに合わせて使用できます。
最近はこれが良く使われているようです。
3.墓石本体の掃除
1.墓石の拭き掃除:
雑巾に水をつけ、墓石の上から下に向かってほこりやごみを拭き落とします。
2.水洗い:
きれいな水で2、3回水洗いをします。ここで、水を新しいものに替えながら行うのがポイントです。
3.細かい部分の掃除:
石と石の接合部、文字彫部など細かい部分は、雑巾では掃除が大変です。
毛の柔らかいブラシや軍手をした指で拭くのがおすすめです。
4.水拭き後の乾燥:
墓石の表面が濡れたままでは、コケが生える原因になります。
必ず乾いたタオルやスポンジで、水を拭き取りましょう。
注意すべきこと
①汚れは、気が付いた時点できっちり除去しましょう。
先送りする程、汚れが落ちにくくなります。
②墓石を掃除する方向は決まっています。
上から下へ、表面から側面へ行いましょう。
③掃除と花立は、お墓が遠ければ掃除の後で花立まで終わりましょう。
近くであれば、掃除と花立は別のタイミングでもいいでしょう。
ケースバイケースで行うと効率がよさそうです。
④花立時間は、ほぼ決まった時間でできますが、
掃除はその時の状況によってばらつきます。
まずは一度お墓の状況を確認して、計画するのが良いと思います。
4.最近よくある質問
メラニンスポンジを使用すると、汚れは綺麗に落ちます。
掃除をするのが楽になるので、始めから使いたいという方も多いでしょう。
しかし研磨性が非常に高いため、お墓の表面に小さな傷をつけてしまいます。
またメラニンスポンジに付着した細かな砂が、石を傷つける可能性もあります。
中性洗剤などいろいろな方法を試してもどうしても落ちない汚れに限り、
使用することをおすすめします。その時は、力を入れずに使用してください。
5.熱中症対策
昨年8月兵庫県で、お墓掃除に訪れていた80代女性が、熱中症により亡くなっています。
お墓掃除やお墓参りでは、高い気温の中で長時間、直射日光に照らされます。
昼間の気温が高い時間帯は避け、朝や夕方といった涼しい時に掃除をしましょう。
お墓参りも、なるべく複数人で行くことや、万全な熱中症対策をすること、
お墓参りの初めや終わりには、ご家族に連絡をすることを心がけましょう。
「とっとり終活ホットライン」ホームページを開設しました!
この度、新しく「とっとり終活ホットライン」ホームページを作成しました。
終活に関する相談窓口はたくさんありますが、このホットラインならではのポイントをご紹介します。
①電話での対話形式
急速なIT化が進む現代では、インターネットを通じた窓口が増えてきました。
しかし、スマートフォンなどの操作に慣れていない方も多いと思います。
そこで、シニア世代がより相談しやすいよう、電話での無料相談をおこなっています。
気軽で親しみやすい相談窓口となっています。
②同じシニア世代だからこそ
認定終活カウンセラーの南口和秋は、両親の終活を体験し、自身も終活中です。
お墓の仕事を通して、人の生き方、家族への思い、先人への感謝の念などに触れてきました。
これらのことは取りも直さず、より良い終活を検討するうえで中心部分となる、
貴重な経験となっています。
このような経験の豊富さは、終活の相談窓口においてトップレベルです。
より的確なアドバイスと、さらにお客さまに寄りそった話し合いができます。
③専門家とのネットワーク
石材業務に精通する南口石創に加えて、税理士や司法書士、行政書士といった
幅広い分野の専門家をご紹介できます。
年齢に即した経験豊かな人材が、そろっています。
終活にまつわる心配ごとは、みな違います。
お客さま一人ひとりに合わせて、信頼できる「その道のプロ」がご相談にのります。
「とっとり終活ホットライン」は、まったく初めての方のための相談窓口です。
これからのみなさまの人生を最高にするアドバイス、
ライフステージに合わせた生き方など、
終活に関するあらゆる不安に対応いたします。
お子さまやお孫さまの目標となるような終活を、一緒に目指しましょう。
ぜひお気軽にご相談ください。