供養は誰(た)がためにある
「遠い祖国の若き男よ、強く、逞しく、朗らかであれ。
『海軍軍属 石田正夫の命遺言』より抜粋
なつかしい遠い母国の若き女達よ、清く、美しく、健康であれ。」
それぞれの願い
3月20日、津ノ井地区戦没者慰霊式がおこなわれました。
これは、私が慰霊の詞として述べた文言です。
私がこの文言を引用したのには、理由があります。
慰霊の詞を届ける相手は、前に並べられた写真の中の方々です。
彼らに追悼の意を示すには、祖国のために命を燃やし、未来ある若者たちに生きてほしいと願った
彼の言葉がふさわしいと思ったのです。
亡くなった方々の想いの代弁が、参列者の方々の心に届いたと実感しました。

受け継がれてゆく思い
今年は戦後80年、節目の年ともいえます。
しかし日本人のうち、戦争を経験された方は既にほんの一部となってしまいました。
私達が経験された方の話を直接聞くことで、戦争の悲惨さや平和の尊さを知る機会も、
今となってはそう多くはありません。
時代の流れと共に風化していく記憶。
戦争のそれは、近年の供養形態の変化にも似ています。
少子高齢化が急速に進む現代では、管理の難しさや後継者不足から、
墓じまいや改葬が増えてきています。
特に近年の傾向として、永代供養一択という風潮もあります。
様々な考えもあると思いますが、ご遺族がお墓に参る機会が少なくなる永代供養は、
お墓を通して亡くなった方との思い出をふりかえるという意味では、少し寂しい気もします。

供養の意味とは
線香をあげるのも花を添えるのも、亡くなった方のためだけでしょうか。
お墓の前で手を合わせるとき、私達は何を思っているでしょうか。
感謝の気持ち、冥福を願う言葉、共に過ごした思い出。
そして最近の出来事の報告、今後の抱負。
思い返してみると、それはご自分のためでもあるかもしれません。
みなさんもお墓を心の支えとして、自分がよりよく生きていくための心の拠りどころと
しているかと思います。
このような慰霊祭やお彼岸の機会に、いま一度考えてはみませんか。
いま生きているということ
幸せの青い鳥
これはモーリス・メーテルリンクの童話がもとになっています。
「幸せの青い鳥」を探しに冒険に出たチルチルとミチル。青い鳥を持ち帰れず失意のまま家に帰った
二人が目にしたのは、籠の中の青い鳥でした。
この童話のように、本当に大切なものは一番近くにあるのでしょうか。
それに気がつかないまま時が流れ、ふとした瞬間にその大切さを知る。
人生とは、そんなものかもしれません。
「創」に込められた想い~南口石創の挑戦~
昨年末の日本海新聞に、このような記事が掲載されました。
「鳥取市の久松山二の丸三階櫓で29日、東日本大震災の犠牲者の鎮魂と復興の願いを込めた漢字のライトアップが始まった。…14回目の今年は、来年に向けた新たな挑戦や地方創生への期待を込めて『創』の文字を選んだ。」
日本海新聞 12月30日の記事より抜粋
「創」という漢字には「きずをつける」と「物事をはじめる。はじめてつくる」という二つの意味があります。
そして南口石創の社名にも、この漢字が用いられています。
石から「創」る
石の歴史と、磨きあげられてきた技術
原石から製品にするまでの工程でまず最初におこなわれるのは、石の切り出しです。
その昔、お城をつくる際には「矢」とよばれるくさびを使用して切り出していました。
まず目的のラインに合わせてノミでいくつもの穴を掘ります。
その穴にくさびの先端をさしこんで上から叩くと、石が割れるのです。
この過程を思い返すと「石創」は、
「取っ掛かりとなる『きず』をつけて『はじめる、つくる』」という意味にもとらえられます。

無限の可能性を引き出す
またこの漢字を聞いて、まっさきに「創造」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ひとを「原石」にたとえるように、石には無限の可能性があるといえます。
そしてお墓や建材、舗装、庭、神社など、私たちの身の回りの様々なところで使われています。
このような可能性を秘めた原石を、加工・施工しお客様のもとに届けるのが、私たちの役割です。
そこには石を活かし「創造」することで、お客様のお気持ちに応えたいという願いが込められています。
「創」に込める未来 〜終活支援という新たな挑戦〜
「とっとり終活ホットライン」の設立
そして記事にもある「新たな挑戦」にも、南口石創は取り組んでいます。
弊社代表取締役の南口和秋が、認定終活カウンセラーとして昨年「とっとり終活ホットライン」を立ち上げました。
お墓・葬儀のことはもちろん、生前整理、相続など広くご相談をお受けしています。
昨年もセミナーを多数開催し、多くの方にご参加いただきました。
このような一歩先に踏み出す姿勢も、久松山二の「創」の字に込められた想いと共通しています。

2025年も、お客さまとともに
今年の期待と希望、そして人々の願いを託された「創」。
その字を担う南口石創は、今年も皆さまのお気持ちに寄り添い、よりよい未来へ歩みを進めるためのお手伝いをさせていただきます。
大きなことも一歩から。まずはお話しすることから始めませんか?
お墓の管理、困っていませんか?~お墓じまいという選択肢~
新年あけましておめでとうございます。
さて、お正月は家族団らんのひと時を過ごされた方も多いでしょう。
年の初めは久々にご家族・ご親族が一同に集う、そう多くない機会です。
思い出話に花を咲かせたり新年の抱負を語り合うのももちろん喜ばしいことですが、
ぜひこの機会に話し合っていただきたいのが、お墓、特に「お墓じまい」のことです。
お墓じまいとは
お墓じまいは、現在あるお墓や墓地をかたづけて、永代供養としてお寺で祀ってもらうことです。
永代供養とは、家族に代わってお寺がお墓を管理するという供養形態です。
新たにお墓を用意する必要がなく、ご自分で管理するのが難しいという方に適しているといえます。
法要の準備、段取りなどお寺を主としておこなわれます。
また永代供養と合わせて、手元供養として自宅に祀る、遷墓などの方法もあります。
朝日新聞デジタルによると、コロナ禍を除いてお墓じまいの件数は毎年増加しています(2023年12月現在)。これは少子高齢化や弔い方の多様化が影響しているといわれています。
また株式会社鎌倉新書が行った「墓じまいに関するアンケート調査(2024)」によると、お墓じまいを検討した理由について「お墓が遠方にあること」「継承者がいないこと」が多く挙げられました。
永代供養と並行して、自分が元気な間は手元供養で日常的に、共に過ごすという方法を取り入れている方もいます。
お墓じまいを実際に行ったことがある方、検討している方は全国的に多く、現在も増加傾向にあるようです。

お墓じまいの手順
1.ご家族・ご親族への相談
お墓じまいを検討している旨をご家族・ご親族に伝え、意向を確認します。
これをないがしろにしたり後回しにしてしまうと、後々大きなトラブルに発展することがあります。
まずはご家族に相談をし同意を得て、後悔のない選択をとりましょう。
2.必要な書類の確認・取得
手続きに必要な書類は、自治体によって異なります。各自治体のホームページからお墓じまいに必要な書類を確認し、早めにダウンロードまたは申請を行っておきます。
時間が取れない等で難しい方の場合、弊社も多数の施主様の代行をしています。
3.新しい納骨先の決定
お墓じまい後は、永代供養を選択されるのが一般的です。
新しい納骨先は、菩提寺になります。住職に「受入証明書」を発行してもらいます。
4.お寺や霊園管理者への連絡
現在お墓があるお寺の住職や霊園の管理者と連絡をとり、お墓じまいをする旨を伝えます。
そして以降の手続きに必要な「埋蔵証明書」を発行してもらいます。
5.墓石の処分
墓石の処分方法を決め、解体や撤去の手続きを行います。墓石は特別な思いのある石材なので、石材店に依頼しておこなってもらうのが一般的です。
「過去にお墓じまいを検討したが思いとどまった方」へのアンケートをみると、「解体費用」を理由としている方が約1/4を占めていました
。墓石の撤去費用の相場は10万~15万円/㎡といわれていますが、石材店により価格は変動します。
そのため事前に石材店から見積もりを取り比較し、信頼できる石材店に相談するとよいでしょう。
南口石創では、ご不安やお悩みを解消し、お一人おひとりに合った提案をさせていただきます。

6.行政手続き
「お墓があった市町村」「お墓があった墓地」「お墓を移す市町村」「お墓を移すお寺」にそれぞれ必要な書類を揃え、手続きを進める必要があります。
前にも述べたとおり各自治体により手続きが異なるため、ご注意ください。
7.遺骨の移動
お寺の住職に「魂抜き」(閉眼供養)をおこなってもらいます。
ここでは施工をして、遺骨を取り出します。その後納骨し「魂入れ」(開眼供養)をしてもらいます。

お墓じまいで欠かせないこと
それは「ご家族・ご親族でよく話し合う」ということです。
なぜなら、お墓はどうしても感情的な問題やトラブルにつながりやすいからです。
ご家族・ご親族一人ひとりがご納得いただけるよう話し合い、皆さまの意向が一致する必要があります。
南口石創では、お一人おひとりに寄り添い高い信頼と実績を誇っています。お気軽にご相談ください。
はじめてのエンディングノート ~伝わりやすく書くコツ~
エンディングノートは、ご自分の意思や希望を記録しておくものです。
できれば、家族と話し合いながら書いてください。その時点で情報の共有ができます。
いざという時にご本人の気持ちをご家族が知らぬままだと、ご家族が思い出に浸る間もなく対応に追われてしまうかもしれません。
そしてなにより、ご自身とご家族をつなぐ大切なツールとなります。
その際には、ご家族にとっては遺言のようなものであり、ご自身がそこにいらっしゃるかのように感じられる贈り物になるでしょう。
1.準備するもの
・ノート
エンディングノート専用のものもありますが、市販のノートでも十分です。
・筆記用具
鉛筆やフリクションペンなど、一度書いた文字が書き直せるものが良いでしょう。
・重要な書類
保険証書、預金通帳、不動産関連などの書類を手元に置いておきます。

2.手順
ステップ① 項目を設ける
まずは主な項目を洗い出します。
エンディングノートに必要不可欠な項目は以下の通りです。
一つの項目に1~3ページほど使うと考えて、ページの頭に項目を書いてみましょう。
(1)個人情報
(2)連絡先
(3)医療・介護
(4)財産・契約
(5)葬儀・お墓
(6)遺品整理
(7)空き家対策
(8)ご家族へのメッセージ
他にも、ご自身が大切にしていることやご家族に伝えておきたいことがあれば、項目を加えておきましょう。
また最近のはスマートフォンやタブレットを日常的に使うことが一般的になってきています。
電子機器のパスワードや、メール・LINEなどのアカウント名・パスワードを紙に書いておくという方も多いでしょう。
ご自身が使っていらっしゃった電子機器をご家族がみられるよう、エンディングノートに記録しておくといいかもしれません。
ステップ② 情報を加えていく
ステップ①で書き出した項目に沿って、内容を書いていきます。
具体的な内容はこのようになります。
ここで重要なのは、「書けることから書いていく」ということです。
(1)個人情報
・氏名
・生年月日
・現住所、本籍地
・電話番号
・保険証番号
・マイナンバー番号
保険証やマイナンバーカードなどは、保管場所も書き留めておくとご家族の助けになるかもしれません。
(2)連絡先
・連絡先リスト
・優先順位
ご家族やご親族、親しいご友人の連絡先を書いておきましょう。
その際に、エンディングノートの内容を知らせたい優先順位や、どの内容をその方に伝えたいのかを書いておくと便利です。
ご逝去の報せをどこまで知らせるか悩んだ、という経験をされたご家族も少なくないようです。
(3)医療・介護
○これまでのこと
・現在の健康状態や病歴
・担当医師の氏名や連絡先
・おくすり手帳(保管場所も書いておく)
○これからのこと
・医療機関・介護サービスの希望
・延命治療に対する希望
・臓器提供などの意思表示
・認知症になった際、財産管理を誰にするか(家族、兄弟、成年後継人など)
・家族の判断

(4)財産・契約書
・銀行口座、証券
・相続
・登記簿など不動産情報
・加入している保険やローン
さらにデジタル化が進む近年は、パソコン・スマートフォン上のサービスや、クレジットカードの契約も多様化しています。
いざという時、速やかに契約を見直さないと、ご家族が不利益を被る場面も出てくるかもしれません。
現在ご自身が結んでいる契約内容を、改めて確認しておきましょう。
(5)葬儀・お墓
・葬儀の規模、形式(家族葬や一般葬など)
・希望墓地、和洋などの種類
ご逝去後、「最も大変だった」というご家族の声が多いのが、葬儀・お墓です。
比較的すぐに手続きや準備に取り掛かる必要があるうえ、心身ともにご家族の負担も大きくなるからです。
(6)遺品整理
・重要な書類の所在
・貴重品や遺品の処分方針
「大切にしてほしいもの」や「誰かに譲りたいもの」、「処分しても構わないもの」に分けてリスト化すると、わかりやすいです。
思い出の品や大事にしているコレクションがあれば、それもご家族に伝えておくとよいでしょう。
(7)空き家対策
・物件の詳細や所有者名義、現在の状態
・管理方法(メンテナンスの頻度など)
・管理会社の連絡先
・処分方針(売却、譲渡、賃貸として貸出)
近年全国的に、所有者不明となる物件が多くなっています。
相続手続きや名義変更等も必要となるため、早めにご家族と話し合ってみてください。
(8)ご家族へのメッセージ
これまで人生をともに歩み、支え合ってきた大切なご家族、ご友人へ向けてメッセージを書いておく方も多いようです。
感謝の気持ちを伝えるのも、思い出を綴るのも、かけがえのない贈り物となるでしょう。
ステップ③ 保管場所を伝える
エンディングノートには重要な情報やご自身の意向がたくさん詰まった、プライベートなものです。
そうはいっても、もしもの時にご家族が見つけられない場所にあれば、意味がなくなってしまいます。
ご家族や信頼できる人に、エンディングノートの存在と保管場所を伝えておくといいかと思います。

3.心がけること
①無理をしない
エンディングノートに正解はありません。ご自身が書いたものが正解になります。
完璧に埋めるのではなく、まずは書けることから埋めていく事をを目指しましょう。
焦らないことも大切です。エンディングノートには締め切りもありません。
余裕をもちながら取り組みましょう。
その方がご自分の気持ちに素直になれ、人生を振り返りながら作成できます。
またエンディングノートは遺書とは違い、法的な拘束力はありません。
あくまでもご自身の意思が尊重されるよう、ご家族に伝わりやすいよう書くものです。
素直に穏やかな心持ちで、ご自身の考えを綴りましょう。
②読み手に伝わるように
自分なりに書くとはいえ日記のような感覚で書いてしまうと、相手に伝わりにくい内容になりがちです。
「だれに」「なにを」「どのように」伝えたいかを意識しながら書くとよいでしょう。
③一度書いたら終わりではない
時間が経つにつれ、ご自身の考え方が変わることがあるでしょう。
また、ご家族からの疑問点やアドバイスを受けるかもしれません。
定期的に目を通し、少しでも変更点があればその都度更新することをおすすめします。
4.まとめ
エンディングノートには、このような利点があります。
・ご本人の意思が明確になり、尊重されやすくなる
・決断を迫られた際にご家族の負担を軽くし、混乱を避けられる
・いざという時のために準備しておくことで、安心感が生まれる
エンディングノートを書くことで、あなたの大切な人たちが、迷わずにあなたの意思を尊重できるようになります。
「ハードルが高い」と捉えず、ご自分のペースで始めてみましょう。
ご自分とご家族の、世界にたった一つだけの素敵なエンディングノートを作ってみてくださいね。
とっとり終活ホットラインに関するご質問などはこちらからどうぞ。
お墓と記念碑ってなにがちがうの?
共通点
どちらも、素材は石であることが大きな特徴です。
石の耐久性は、ほかの素材と比較してとても長いためです。
石は、木のように朽ちることがなく、永遠に存在するものです。
お墓や記念碑に石が用いられるのは、石の「永久性」に想いを託して、数百年後の時代にまで残しておきたいという希望の現れではないでしょうか。

相違点
一言で言ってしまうなら、その違いは「お骨があるかないか」です。
これは建立された目的が、お墓と記念碑で異なるからです。
記念碑は、特定の人物の偉業を称える、といった目的のものが多いです。
こういった記念碑は「顕彰碑」とも呼ばれています。
また戦争や災害で亡くなってしまった人々の冥福を祈る、その地域にまつわる歴史や伝承を伝える、といったものもあります。
これに対しお墓は、それを故人そのひとそのものであるように感じ、今生きている人が心の拠り所とすることが趣旨のひとつです。
故人とその家族との深いつながりを「目に見えるかたち」として再認識し、よりよい人生を歩むための心の礎のように感じられるからです。

まとめ
お墓と記念碑はきっぱりと区別することが難しいこともありますが、それぞれに込められた意味を見つめ直すことができました。
どちらも数百年もの先の時代まで、想いを託され語り継がれるもの。
建てる際には、『石材のプロ』にご相談してみてはいかがでしょうか。
その石材店が信頼できるかどうかを示す指標のひとつに、実績があります。
南口石創には、墓石から民間工事や公共事業、鳥取砂丘や鳥取商工会議所のモニュメントまで幅広く、数々の実績があります。
過去には、旧鳥取藩主池田家墓所の整備に携わりました。
ご相談やご不明な点は、こちらよりお問い合わせください。
大切なペットに、最後の贈り物を
2024年の調査によると、日本の家庭の約3割がペットを飼育しているといいます。
その割合はコロナ禍の影響もあり、若干増加しています。
最も飼育数が多いのは犬で、次いで猫が人気なようです。ほかにもウサギやハムスター、鳥などたくさんの動物が愛されています。
しかしそんなペットとの別れはいつか訪れてしまうものです。
犬や猫の寿命は平均10~15年ほどと言われています。
人間よりも小さな体の動物たちは、その成長が早い分、寿命も短くなってしまうのです。
しかしペットも大切な家族の一員。一緒に楽しい時間を過ごしてきた、かけがえのない命です。
その命の終わりが来てしまったら、と考えたことはありませんか。
お墓は、これまで共に人生を歩んできたペットへの最後の贈り物です。

お墓をおすすめする理由として、以下のようなことがあります。
①いつでも一緒にいられる
ペットのお墓は人のものと比べ、小さなものが多いです。
つまり身近な場所に置いておきやすく、飼い主さんが引っ越しをするときも、新しい土地へペットと一緒に行くことができます。
いつまでも飼い主さんの心の中で生き続けられることが、最大の特徴と言えるでしょう。
②ペットが好んでいた場所に建立できる
近年は墓地区画の一部にペットのお墓を建てる人も多いです。
さらにペットが気に入っていた場所、例えば庭などに建立することも可能です。
③デザインも自由度大
人のお墓と比べて先入観がなく、自由にデザインできます。
例えば平板に名前や生きていた期間を刻んだもの、写真を彫り込んだものが多いです。
また元気な姿を再現するため、ペットそのものを彫刻として作ることも、よく見られます。

まとめ
ペットと一緒に過ごした時間は、飼い主さんの心に残り続ける宝物です。
またお墓を目にするたびにペットのことを思い出し、癒されることで日々の励みにもなります。
これまでの感謝の気持ち、そして天国へのはなむけとして、お墓を考えてみてはいかがでしょうか。
自分なりのお彼岸を
今年の秋の彼岸は例年と異なり、夏季のような暑さが続きました。
また台風14号が温帯低気圧となった影響で、彼岸の中日頃に日本海側では大雨が予想されました。
そのため、お彼岸の準備に早めに取り掛かりました。
自身の年齢も考慮して、内容もこのようにしました。
①墓石の掃除
例年は墓石全体を水洗いして汚れを落とし、その後に乾拭きをしていました。
しかし、お盆とお彼岸の間はひと月ほどです。
お盆に掃除した時と比べて、大きな汚れ等はありません。
そのため、墓石にぴったりと張り付いている落ち葉を水を流すだけでも十分でした。
②献花
従来は春・秋の彼岸、お盆すべて同じ仕上がりのボリューム、品質で献花をしてきました。
今年のお彼岸の花は、お盆の花と比べて少しシンプルなものを選びました。

③墓地の掃除
雑草を手で抜く、玉砂利の上の落ち葉は一枚ずつ取り除くというのが例年でした。
落ち葉をほうきで掃こうとすると、玉砂利も一緒に掃いてしまうからです。
しかし暑さが残るなかでこれをするのは大変です。
そこで、落ち葉はブロアーを使い、風で吹き飛ばすことにしました。
周囲が自己所有の土地につき、このようにできました。
まとめ
今年は異常気象や自分の年齢も考え、慣習的に行っていたお彼岸の迎え方を見直す年となりました。
少子高齢化の昨今、準備に要する時間、年齢、気温、費用など、自分に合うスタイルを考えることは、誰にとっても必要なことかもしれません。
ご先祖さまに感謝の気持ちを伝えることを第一としながらも、ご自身にとって過度な負担とならないやり方をご検討してみてはいかがでしょうか。