お墓じまい:検討すべき5つのポイント
はじめまして「お墓じまい」をお考えの方へ。
私はお墓の仕事を始めて35年、その間数え切れないほどの「お墓じまい」のお手伝いをしてきました。でも「お墓じまいは慣れてます」というお客さまには一度も出会ったことがありません。
ほとんどの方にとって「お墓じまい」は初めてのこと。
なので、初めて方でも「失敗しないお墓じまい」のためのポイントを5つお伝えします。
ちなみに私は鳥取の藩主「池田家」のお墓の設計・施工を担当したこともあり、どんな方のお墓の「ありよう」については熟知している自称「お墓ソムリエ」の南口和秋(なんこうかずあき)と申します。
ここでは一般的なお墓じまいについて、注意すべき5つの点をお伝えします。
①家族、親族への相談
② 今後のお骨の祀り方
③ 菩提寺と相談すべき3つのこと
④ 絶対に必要な書類関係(改葬許可証)
⑤ 信用できる石材業者
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① 家族、親族への墓じまい相談。
まず、お墓じまいは「自分の故人への想い」さえあればいい、と思わないことです。
なぜかといえば、お墓に祀られている故人への思いが強い人は、自分以外にもたくさんいます。
しかしながら、管理不足により、墓石および周囲に雑草が生えて見苦しさが増大したり、お墓管理者の高齢化、人数減少がさらに進行し、やがては管理者不在が心配されます。
そこで、今後のお墓詣りの方法、祀り方を明確にしたうえでお墓じまいをすることが重要です。
そうすればお墓じまいを知らなくて、お参りに来た親族、知人、友人が、戸惑うことはありません。
以前お墓があったとき、だれか知らないが、花を立て、墓参りをしてくれた故人の知人友人に配慮できます。
② 今後のお骨の祀り方。
寺の永代供養とする。
鳥取市いなば霊園合葬式墓地(公営墓地)に納骨。
遷墓(自宅内墓)など手元供養として各自で祀る。
③ 菩提寺と相談。
寺の永代供養は個別式か合葬式(複数の家をひとまとめにして祀る)か。
寺の永代供養と分骨して個人で祀る遷墓(手元供養)も可能。
離檀して寺外にお骨持ち出すとき寺により離檀料が発生することがあります。
④ 書類関係(改葬許可証)。
役所の担当者に相談しながら書ける内容です。
⑤ 石材業者。
み魂抜き後、墓を解体、撤去、処分となります。
墓石は産業廃棄物となります。
産廃は取り扱いに法律のくくりがあり要注意です、特に信用できる業者に決めましょう。
まとめ
ここではお墓じまいについて注意すべき点を5点お伝えしました。
① 家族、親族への相談
② 今後のお骨の祀り方
③ 菩提寺と相談
④ 書類関係(改葬許可証)
⑤ 石材業者
日々の暮らしの中で大切な人を思い出し、身近に感じらたらいいなぁと思っている方には「遷墓(せんぼ)」という方法もあります。
詳しい内容については こちら をどうぞ。
陽は沈み、日はまた昇る。
自分を育ててくれた家族とともに
新しいスタートに、幸多かれ。
お墓じまいに関してのご相談は、お気軽に 090-3748-9960 お墓ソムリエ 南口(なんこう)へ。
お墓までの距離「0」メートル。遷墓(せんぼ)。
はじめまして。アルバイトの早川です。
今回はお墓ソムリエの南口さんより、遷墓の客観的な感想を知りたいとお願いをされたため、遷墓の紹介も兼ねて書いていこうかと思います。
まず、遷墓(せんぼ)とは何なのか。
一言でいえば「小さなマンションでもおけるお墓」
つまり、従来のように墓地まで足を運んで、お参りや維持管理をする必要のないお墓ということです。
例えば、自宅の思い入れのあるお部屋や、いつも家族を見守れるような場所に置くことができます。
ちなみにお墓ソムリエの南口さん、「遷墓」 を商標登録済みだそうです。(すごい)
で、
アルバイトを始める前はお墓のおの字もわからなかった私の感想としましては…
めっちゃええやん!
って感じです。
最近、放置されたお墓が問題になっているというニュースをちらりと目にしたことがありますが、やはり、時代が移って、生活スタイルが変わっていく中でお墓の文化もそれに対応していかなければいけないなと思うわけです。
実際、面倒くさがり屋な私は、もしお墓を管理するとなったら、きれいに保てる自信はありません…でも、遷墓であればいつも身近にあって、気が向いたときに手入れができるので私でもきれいに保てると思います!
また、お参りもいつでもできるので、「今年は行けなかったなぁ…」となる心配もない、非常に私向きなお墓のスタイルだと思いました!
遷墓について詳しく知りたい方は こちら をどうぞ。
お墓を身近な暮らしの中に持ってくる「遷墓」という選択。
皆様もぜひご検討してみてはいかがでしょうか!