こだわりの石墓ブログ

カテゴリー : 終活

エンディングノートは、ご自分の意思や希望を記録しておくものです。
できれば、家族と話し合いながら書いてください。その時点で情報の共有ができます。
いざという時にご本人の気持ちをご家族が知らぬままだと、ご家族が思い出に浸る間もなく対応に追われてしまうかもしれません。
そしてなにより、ご自身とご家族をつなぐ大切なツールとなります。
その際には、ご家族にとっては遺言のようなものであり、ご自身がそこにいらっしゃるかのように感じられる贈り物になるでしょう。

1.準備するもの

ノート
エンディングノート専用のものもありますが、市販のノートでも十分です。
筆記用具
鉛筆やフリクションペンなど、一度書いた文字が書き直せるものが良いでしょう。
重要な書類
保険証書、預金通帳、不動産関連などの書類を手元に置いておきます。

エンディングノートのイメージ

2.手順

ステップ① 項目を設ける

まずは主な項目を洗い出します。
エンディングノートに必要不可欠な項目は以下の通りです。
一つの項目に1~3ページほど使うと考えて、ページの頭に項目を書いてみましょう。

(1)個人情報
(2)連絡先
(3)医療・介護
(4)財産・契約
(5)葬儀・お墓
(6)遺品整理
(7)空き家対策
(8)ご家族へのメッセージ

他にも、ご自身が大切にしていることやご家族に伝えておきたいことがあれば、項目を加えておきましょう。

また最近のはスマートフォンやタブレットを日常的に使うことが一般的になってきています。
電子機器のパスワードや、メール・LINEなどのアカウント名・パスワードを紙に書いておくという方も多いでしょう。
ご自身が使っていらっしゃった電子機器をご家族がみられるよう、エンディングノートに記録しておくといいかもしれません。

ステップ② 情報を加えていく

ステップ①で書き出した項目に沿って、内容を書いていきます。
具体的な内容はこのようになります。
ここで重要なのは、「書けることから書いていく」ということです。

(1)個人情報
・氏名
・生年月日
・現住所、本籍地
・電話番号
・保険証番号
・マイナンバー番号

保険証やマイナンバーカードなどは、保管場所も書き留めておくとご家族の助けになるかもしれません。

(2)連絡先
・連絡先リスト
・優先順位

ご家族やご親族、親しいご友人の連絡先を書いておきましょう。
その際に、エンディングノートの内容を知らせたい優先順位や、どの内容をその方に伝えたいのかを書いておくと便利です。
ご逝去の報せをどこまで知らせるか悩んだ、という経験をされたご家族も少なくないようです。

(3)医療・介護
○これまでのこと
・現在の健康状態や病歴
・担当医師の氏名や連絡先
・おくすり手帳(保管場所も書いておく)

○これからのこと
・医療機関・介護サービスの希望
・延命治療に対する希望
・臓器提供などの意思表示
・認知症になった際、財産管理を誰にするか(家族、兄弟、成年後継人など)
・家族の判断

家族の楽し気な様子

(4)財産・契約書
・銀行口座、証券
・相続
・登記簿など不動産情報
・加入している保険やローン

さらにデジタル化が進む近年は、パソコン・スマートフォン上のサービスや、クレジットカードの契約も多様化しています。
いざという時、速やかに契約を見直さないと、ご家族が不利益を被る場面も出てくるかもしれません。
現在ご自身が結んでいる契約内容を、改めて確認しておきましょう。

(5)葬儀・お墓
・葬儀の規模、形式(家族葬や一般葬など)
・希望墓地、和洋などの種類

ご逝去後、「最も大変だった」というご家族の声が多いのが、葬儀・お墓です。
比較的すぐに手続きや準備に取り掛かる必要があるうえ、心身ともにご家族の負担も大きくなるからです。

(6)遺品整理
・重要な書類の所在
・貴重品や遺品の処分方針

「大切にしてほしいもの」や「誰かに譲りたいもの」、「処分しても構わないもの」に分けてリスト化すると、わかりやすいです。
思い出の品や大事にしているコレクションがあれば、それもご家族に伝えておくとよいでしょう。

(7)空き家対策
・物件の詳細や所有者名義、現在の状態
・管理方法(メンテナンスの頻度など)
・管理会社の連絡先
・処分方針(売却、譲渡、賃貸として貸出)

近年全国的に、所有者不明となる物件が多くなっています。
相続手続きや名義変更等も必要となるため、早めにご家族と話し合ってみてください。

(8)ご家族へのメッセージ
これまで人生をともに歩み、支え合ってきた大切なご家族、ご友人へ向けてメッセージを書いておく方も多いようです。
感謝の気持ちを伝えるのも、思い出を綴るのも、かけがえのない贈り物となるでしょう。

ステップ③ 保管場所を伝える

エンディングノートには重要な情報やご自身の意向がたくさん詰まった、プライベートなものです。
そうはいっても、もしもの時にご家族が見つけられない場所にあれば、意味がなくなってしまいます。
ご家族や信頼できる人に、エンディングノートの存在と保管場所を伝えておくといいかと思います。

家族で話し合う様子

3.心がけること

①無理をしない
エンディングノートに正解はありません。ご自身が書いたものが正解になります。
完璧に埋めるのではなく、まずは書けることから埋めていく事をを目指しましょう。

焦らないことも大切です。エンディングノートには締め切りもありません。
余裕をもちながら取り組みましょう。
その方がご自分の気持ちに素直になれ、人生を振り返りながら作成できます。

またエンディングノートは遺書とは違い、法的な拘束力はありません。
あくまでもご自身の意思が尊重されるよう、ご家族に伝わりやすいよう書くものです。
素直に穏やかな心持ちで、ご自身の考えを綴りましょう。

②読み手に伝わるように
自分なりに書くとはいえ日記のような感覚で書いてしまうと、相手に伝わりにくい内容になりがちです。
「だれに」「なにを」「どのように」伝えたいかを意識しながら書くとよいでしょう。

③一度書いたら終わりではない
時間が経つにつれ、ご自身の考え方が変わることがあるでしょう。
また、ご家族からの疑問点やアドバイスを受けるかもしれません。
定期的に目を通し、少しでも変更点があればその都度更新することをおすすめします。

4.まとめ

エンディングノートには、このような利点があります。

・ご本人の意思が明確になり、尊重されやすくなる
・決断を迫られた際にご家族の負担を軽くし、混乱を避けられる
・いざという時のために準備しておくことで、安心感が生まれる

エンディングノートを書くことで、あなたの大切な人たちが、迷わずにあなたの意思を尊重できるようになります。
「ハードルが高い」と捉えず、ご自分のペースで始めてみましょう。
ご自分とご家族の、世界にたった一つだけの素敵なエンディングノートを作ってみてくださいね。

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春は「出会い」と「わかれ」の季節です。
毎年この季節にになると、卒業や異動、入学や入社などを迎えるかと思います。
新たな環境へと身をおく方も、心機一転、期待に胸を躍らせていることでしょう。

出会い

2024年の4月1日は新年度の始まりでありながら、週初めの月曜日という
未来への第一歩を踏み出すための最高の起点にふさわしい、またとない巡りあわせの日でした。
また最近はコロナも収束に向かい、以前のようなにぎやかな光景がみられるようになりました。
これまでよりもたくさんの人と、親密な関係を築く機会が得られることでしょう。

新天地での出会い

初対面の人との何気ない会話が、偶然の巡り合いが、今後の人生を大きく変えることもあります。
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願わくば、新たなよい「出会い」に巡り合いたいものですね。

わかれ

旅立ちのわかれ

「出会い」の数だけ、「わかれ」があります。
これまで心の支えとなった友人、ご指導いただいた先生、チームを率いてくださった先輩など、
苦楽を共にした人たちとの「わかれ」は、惜しみながらも自分たちでは変えられないものであり、旅立つ側も見送る方も非常につらいものです。

散った桜の花びら

希望の出会い

しかし若い世代の「わかれ」の先には、必ず新しい出会いが待っています。
その「出会い」がもたらす未知の経験や予想外の出来事は、私たちを成長させる鍵となるのです。

今はつらい「わかれ」ですが、その先にある楽しい出会いを夢みて、
成長させてくれることに希望をもって、新たな事に挑戦していきましょう。

永遠のわかれ

一方、年を重ねてからの「わかれ」で最も切ないもの、避けては通れないもの、それが死です。
その人との出会いや共に過ごした時間が、長い人生に与えてくれた喜怒哀楽などの「人生の機微」は、かけがえのないものになります。
またこの「わかれ」は必然的に人間の「生」と「死」を真剣に考える機会でもあります。
しかし人生経験の浅い若い世代には、これらの重要性は実感しにくいものです。
そのため、その大切さを若い世代に伝えることで、これらは価値を増していくのです。

まとめ

私たちシルバー世代にとって、残された人生をよりすばらしいものにするためのお手伝いになればと思い、「とっとり終活ホットライン」を立ち上げました。
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若い世代にあこがれるようなシルバー世代を目指いしたいものです。
願わくば、若い世代とシルバー世代が共に元気よく生きられる世の中にしていきたいものです。

桜と菜の花

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ここ2、3年、お墓の仕事が終わった時点でお客様から終活に関してのご相談ごとが増えました。
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確かに「終活」といっても、よくわからないことだらけです。
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終活は誰もが初心者。そして心配も十人十色です。
それらを一気に解決し、負担を軽くしませんか?

このようなご相談にお答えします。

①お墓のこと
②家のこと
③資産のこと
④お金のこと

では詳しく見ていきましょう。

①お墓のこと

一般的には、お墓の建立や相続、墓じまいなどが挙げられます。
それに加えて、南口石創独自の室内墓「遷墓」や、ライフスタイルに合わせたお墓についてもご提案します。
遷墓とは、18cm角厚さ2cmの台座の上に12cm立方の四角の本体部があり、直径2寸のお骨壺が入ります。この自宅に置ける小さなお墓は、いつでも故人さまが身近にいるように感じられます。
また宗派制限や複数のタイプのある最終供養形態(永代供養、樹木葬)についても、ご相談に乗ります。

②家のこと

住宅のリフォームや解体に加えて、生前整理などがあります。
住宅については、家族構成の変化や身体の状態に合わせてリフォームを計画することが大切になってきます。加えて近年は、空き家問題が深刻化してきています。ご自宅をを空き家にしないために、今のうちに考えておきましょう。
また生前整理には、ものを通して心や思い出も整理するという意味があります。そのため必要かそうでないかの区分は、ご自分だけでなくご家族と相談して決めるのがよいでしょう。業者の判断も参考になるかもしれません。

③資産のこと

早めに決めておくべきことなのが、資産運用です。
相続税や遺産分割など、具体的かつ計画的に考えていく必要があります。
その基本となるのが、総資産の把握です。
不動産、預金、現金、株券、債券など多岐にわたる資産を把握しておくのは、なかなか難しいことです。ですが初めはおおまかにでも、つかんでおくことが重要です。
これらを考慮して、余裕をもって進めていきましょう。

家族会議のイラスト

④お金のこと

「老後資金として2000万円が必要になる」なんて、聞いたことがありませんか?
人生なにが起こるかわかりません。もしものリスクのために、計画的にお金を貯めることが大切です。
具体的には、次の2つが挙げられます。
①年金以外の収入源を考える
嘱託社員やパート、アルバイトの勤労収入と、株や債券などの金融収入があります。
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これまで加入していた保険内容を見直したり、年齢や環境を考慮した生活スタイルを振り返りましょう。

他にもこれからの人生を最高にするアドバイス、ライフステージに合わせた生き方など
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おしゃれをするおじいさんのイラスト

ここまでお話してきましたが、終活でやるべきことが少し見えてきたでしょうか。
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