こだわりの石墓ブログ

月別アーカイブ : 2023年08月

お墓とは、亡くなった方を弔うためのご遺骨の埋葬場所です。

昭和23年に墓地埋葬等に関する法律が制定されました。

この法律により、現在では埋葬を行わなければなりません。

現在に至るまでの過程をさかのぼってみましょう。

日本におけるお墓の歴史は非常に古く、太古の昔からのさまざまなカタチで建てられました。

現在のお墓のスタイルになるまでに、どのような歴史をたどってきたのか、時代ごとに見ていきましょう。

古墳時代
・・・天皇や貴族、地方の権力者などのお墓として大規模な古墳が建てられました。
一般庶民は土葬のままでした。

平安時代
・・・仏教の普及により、一部貴族の間で火葬が取り入れられました。
その結果、お墓の小規模化が進みました。

鎌倉時代
・・・一般庶民にも火葬が浸透しました。
火葬した後の遺骨は、棺や小さな入れ物に入れた後、土中に埋めていました。

江戸時代
・・・なぜか再び土葬がメインになりました。

明治時代
・・・公共の墓地である青山墓地や天王寺墓地などがつくられ、
全国に広がっていきました。埋蔵方法も土葬から再び火葬に変わりました。

大正時代
・・・各自治体が火葬場を設け、地方でも火葬が一般化しました。
現在のお墓が定着したのは、このころからです。

この様に、時代時代で祀る人の想いと、各時代背景により変化はしてきましたが、
土葬か火葬であったことには変わりないです。

現在は、墓地の場所確保の問題、衛生上の面で火葬となっています。

当初は、和墓が主流でしたが、宗教や価値観の多様化により、
人々は自分に合ったお墓を選べるようになりました。

では、自分に合ったお墓はどんな形が良いか、
お墓の種類について説明します。

和墓→古くから目にするお墓です。

墓石が3段か4段に積み重なり、メインの石塔が中央に縦長に立てられ、

色は白系、黒系、グレー系が好まれます。

洋墓→和墓に比べ、高さが低いため、お手入れがしやすいお墓です。 

最近は、「愛」「絆」「ありがとう」などの文字が墓石に刻まれることが多く、
故人の好きだった格言や詩などのオリジナリティが表現されています。

色は、白系、グレー系、黒系、赤系、ピンク系など様々です。

デザイン墓独自デザインのお墓です。

近年は増加傾向にあり、
お墓に込める思いを形にすることができます。 

樹木葬→自然葬とも言い、墓石の代わりに樹木を使うお墓です。

最近では、草木を植えた西洋式ガーデン化のような雰囲気の樹木葬も
登場しています。

永代供養墓→寺院が遺族に代わり、供養、管理してくれるお墓です。

少子化や核家族化、独り身の方など様々な理由からお墓を継承する人がいない人でも
持つことができるお墓として人気です。

手元供養墓→自宅や身近なところに遺骨の全部または一部を保管して供養するお墓です。

田舎にあるお墓を継承できない、お墓がない、マンションで仏壇が置けないなどの理由から手元供養が広まりました。

お墓に遺骨を納めず自宅で管理する、遺骨の一部を身に着けておくことで、
故人を身近に感じ、日々の暮らしの中で個人を思い出し、弔うことができます

歴史を振り返ると、現代は各自の価値観に合わせた、どんなお墓でも作れる時代であることがわかります。

南口石創でも、お客様のご要望に合わせたお墓を作っています。
お墓に対する悩み、心配があればこちらへ→https://www.nankosekiso.com/contact


例年になく、お盆前は酷暑日の連日で鳥取でも
最高38.6度を記録しました。

8月15日は、うって変わり台風7号の接近で
風雨に悩まされました。

コロナ禍開けの楽しみの行事も、
やむなく延期となったものもありました。

とはいえ、年に一度のお盆です。

他界された親しいご家族と
コミュニケーションの場、
家族の絆を深めるまたとない機会でした。

家族を想い将来を考えたり、お墓のあり方、
祀り方をどうするか。

少子化、高齢化、人口減少化の時代です。

今後をより生き抜くため、
かしこく、つよく、たくましい「家族」のあり方
が問われる昨今です。

7月末NHKテレビを見ていると、
仏壇に「高崎の峠の釜めし」の容器が
祀られていました。

そして仏壇と釜めしの容器という
意外な組み合わせの種明かしがされていました。

NHK人気番組の一つ
「ファミリーヒストリー」高橋克実さんの
回でした。

お母様の大好物「釜めし」の容器が
お父様のたっての想いで、お供えされていました。

一般の人でみれば、この意外すぎる
取り合わせです。

お父様が群馬へ出張時、
毎回お母様の大好物の
「峠の釜めし」をお土産にされ、
お母様も心持にされていたとのことです。

相手への、思いやりや感謝の気持ちが
いっぱいつまった「釜めし」です。

まさに万感の想いがつまった「釜めし容器」は、
お母様に対する
感謝の気持ちの最高の表現としてのものと感心し、
深く納得させられました。

そして、容器の中に入っていたものもまた
意外なものでした。

みなさん何だと予想されますか?

なんと、
お母様ご遺骨が分骨され入れてありました。

日本人なら、だれもが抱く、
人が人を思う心の深さです。

自分にとって特別な人への
感謝の表現」を形として
日常的に表せる場をつくられていました。

最愛の人を最高の想いで祀る、
心あたたまるシーンでした。

お墓は単に、
ご遺骨を納める場所だけでは、もったいない。

他界された人も、ご遺族も
これまで以上にもっともっと家族の絆を強め、
ご家族が、かしこく、つよく、たくましく
生活できる場が提供できないかと、
弊社は昨年より
どこでもおける小さなお墓、遷墓」を
提案しています。

省スペースで室内の出窓、寝室、棚などの
ちょっとしたスペースがあれば、OKです。

大きさはB5サイズノートより小さく、
約4.5kgでどこでも移動できます。

何よりも、そばにいるのでいつでも気軽に
コミュニケーションが取れます。

お子様も独立され、お一人様でも、
いつまでもこれまでと一緒です。

現代のライフスタイルに合わせた
新しいスタイルの一つが「遷墓」です。

詳しくはこちらへ👉遷墓について


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