こだわりの石墓ブログ

月別アーカイブ : 2024年08月

改葬と墓じまい、なにが違うの?

墓じまいは、現在あるお墓や墓地をかたづけて、永代供養としてお寺で祀ってもらうことです。
また永代供養と合わせて、手元供養として自宅に祀るという方法もあります。
対して改葬は、現状に合わせてお墓を祀りやすい形に変えていくことです。

どんな時に改葬を考えるべき?

端的にいうと、維持管理が難しくなったときです。
具体的には、
・お墓の管理者が高齢になり、以前のような管理ができなくなったとき
・ご親族にとって、お墓が遠い位置にある、参道が歩きにくいなどといった要因により、
お墓参りが困難になったとき
・墓石が多いことにより、お盆、お彼岸の墓掃除や献花等が大きな負担になったとき
などです。

改葬を考える女性のイラスト

改葬の手順

①改葬先の決定
まず、新しく祀る墓地や霊園を決め、墓地経営者から「受入証明書」を発行してもらいます。

②改葬許可申請書の取得
現在のお墓がある市町村役場から「改葬許可申請書」を入手します。
役場のホームページからダウンロードすることもできます。

③必要書類の記入
鳥取市の場合、必要になるのは上記の「改葬許可申請書」のみになります。
下のリンクから、詳しい手続きがみられます。

市町村によっては、「改葬許可申請書」に加えて「埋葬証明書」「受入証明書」が必要になります。
ご自分の市町村が該当するかどうか、前もって調べておきましょう。

④改葬許可証の取得
必要書類を市町村役場に提出し、「改葬許可証」を発行してもらいます。

⑤遺骨の取り出し
改葬許可証を現在の墓地経営者に提出し、遺骨を取り出します。
このとき住職さんに「魂抜き」(閉眼供養)をやってもらいます。

⑥新しい墓地への納骨
改葬許可証を新しい墓地の経営者に提出し、納骨します。
「魂入れ」(開眼供養)をしてもらうことが多いです。

よくある質問

Q.数が多い先祖墓は、どのようにまとめたらよいか
A.お骨のあるものはそのお墓、お骨のないものはすでに土に帰っているため、その土をまとめます。
こうして今後祀っていくお墓に合祀します。

Q.どのくらい前から準備しておくべきか
A.事前の打ち合わせで約1か月、正式受注~完成まで約2か月がかかります。
また手続きが多いので、事前に計画を立てる必要があります。
早めに準備に取り掛かるとよいでしょう。

Q.費用はどのくらいかかるか
A.改葬には、墓石の解体・撤去費用、運搬費用、新しい墓石の設置費用などが必要になります。
総額で20万~150万程度が一般的です。

Q.新しいお墓は、どこに建てたらよいか
A.お墓の移転は、
・維持管理がしやすいように近場にする
・子供の住んでいる県外にする
といった例が一般的になります。

将来を見据えたうえで改葬の計画を立てるように、遠くの山を眺めるようす

他県で聞くトラブルと、その対策

①親族の同意が得られない
改葬に対して親族が反対するケースがあります。
先祖代々のお墓を移転することに、感情的な抵抗をもつことが多いようです。

改葬の計画を早めに親族に伝え、十分な話し合いを行うことが重要です。
抵抗を和らげるために、時間をかけて双方が納得できるようにする努力が必要になります。

②工事費用の高騰
特に、墓石の撤去や運搬、処分にかかる費用が高額になることがあります。

工事費用を抑えるために、複数の石材店から見積もりを取り比較し、信頼できる石材店に相談するとよいでしょう。

まとめ

改葬の要点は、「お墓の数をまとめてゆく」ということです。
その方法の1つとして、手元供養「遷墓」があります。
遷墓は「手元に置ける小さなお墓」としてご遺族に寄り添う、新しいお墓のかたちです。
詳しくは下のボタンからご覧ください。

改葬は大きな決断になります。後悔の無いよう、しっかり準備して取り掛かりましょう。
そのためには、専門家に詳しく聞くことが不可欠です。
南口石創では、ご不安やお悩みを解消し、お一人おひとりに合った提案をさせていただきます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。


お盆の文化を、7才と3才の孫娘に教え込むいい機会と捉え、仏前提灯の飾りつけを手伝わせました。

3人で1人1基ずつ分担し、3歳の孫娘の担当は私も一緒に行うこととしました。
7才の孫娘の担当は、わからぬところは教えながらなんとか完成。

無事に完成した、3基の盆提灯。

しかし3才の孫娘担当で、ハプニングが発生しました。
少し飽きだした孫娘は、提灯をアコーディオンのように広げたり狭めたり大変です。
注意しても聞くことなしに遊んでいます。

それが起こったのは、電球と風鎮の大理石部分をカスタネットのようにカチカチと叩いていた時でした。私が目を離しているちょっとした隙に、提灯電球を破損してしまったのです。

風鎮。
掛け軸の軸先につける、錘のこと。
玉や石などを、ひもで貫いている。


急いで仏具店に行き同タイプの電球を買い求め、事なきを得ました。

でも悪事ばかりではありません。
以前から固定方法が不完全だったと思われる風鎮フックについて、正しい固定方法を教えていただく利点もありました。

3才の孫娘本人には良い盆の思い出となり、私としても風鎮取り付けフックに対する疑問も解決できました。
孫の成長と共に記憶に残る、お盆準備でした。

まさに「人間万事塞翁が馬」を、スモールモンスターが連れてきた、ミニチュア版です。
ご先祖さまもさぞかし目を細めたことでしょう。


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